棒相撲研究①

2025年11月17日 21:11
カテゴリ: 棒相撲道

棒相撲は総合格闘技だ!

いや、ちょっと違う。
『棒相撲は棒を使った総合武術シュミレーション(ゲーム?)』
だと最近思っています。

つくづく自分は直感とか閃き(悪く言うと思いつき、、)で人生を適当に生きてきた気がしますが。

棒相撲も競技とするなら対角線!と最初から決めていて、相手との距離は近いのがいい。
何故なら空間は腰を落として自分で作るものだ、と決めていた。

棒の長さは1820㎜これは一般的な六尺棒だからと言うのもあるけど、それよりも電車、飛行機、移動には2メートル以上のものは制限や不便がある。
ホームセンターにあるような様々なものも1820、だから決めた。

ここからはやりながら改善、変更を重ねました。

毎日棒相撲の事を今でも考えています。競技化する前の『槍推手』から六年。
未だにずっと頭の中は棒相撲
テレビの音声で聴こえてくる大相撲は棒相撲にしか聞こえなくなっている。

競技化したのも自分で作って自分が一番になる為でした。

しかし競技の為に稽古が無いとなぁ、、、と思い、まず、自分で作った『棒相撲』とはなんなんだ?
と、、わからないまま棒相撲に共通する何かを探して、様々な出会いの中で少ししか理解出来ず、いただいた小さなカケラを拾い集めて一生懸命磨きました。

バイクの錆落とし、バフ掛け、キャブレターセッティング、整備の知識や基本があるお陰で、原因、じゃなくて原理だけに削ぎ落としたら棒相撲に使える事が分かり、棒相撲は『技』に勝つには『原理』だ!と確信して。

『原理』って何がある?

1, 姿勢
2, 出力
3, 詰め(浮かし、落とし)平面、立体、各指定方向、重心の外
4, 拮抗
5, 抜き
6, 繋ぐ
7, 遠心力
8, 球体遣い
9, 拍子
(例)基本原理練行 一番目の崩し「背面方向」
①→②→③→④→⑤→⑨→②で実行
よくよく原理を理解して順々に辿ることで最小限の力で自身は安定した状態で崩せる技を作る

みたいに整理してきました。

これも今はもう少し追記する必要がある。

そうこうして、今は原理を使いこなす『身体』が先じゃないか!
というところに行きつきました。

そうすると、、迷惑掛けちゃいけないと、敢えて離れようとした刀禅に全てあるじゃないか、、、

産まれ落ちた、母体の存在。

しかしこの気付きは大きかったです。

ただ、刀禅の学びは私には難し過ぎた。
ほんの少ししか持ち帰れない。
今もそうやって、自身の棒相撲に少しでも学びになる様に学んではいます。

決して分かった気になって間違えたくないな、、、。

こうやって、自身が作った棒相撲の中に、思ってもいなかった膨大な学びがある事に気付いてからの私はもう、宝探しをする子どものような気分で『なんかまだ隠されてないかなー?』と考える日々を送っています。

棒相撲とは実験場であり、私にとっては学校、学問です。

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